リレー小説『ラスト・フォーティーン』 第三二節「時のユグドラシル」(後半)/諌山 裕

 三学期の終業式。  天原学園は緑と春の花に彩られている。校内の桜もつぼみが膨らみ、喜びとほのかな悲しみに淡い色彩の思い出をそえる。思春期の一年は長いようで短く、過ぎた時間は桜の花のようにはかない。そ... 続きを読む

リレー小説『ラスト・フォーティーン』 第三二節「時のユグドラシル」(前半)/諌山 裕

“もろもろの聖なる族(やから)、ヘイムダルの貴賎の子らよ。私の言葉に耳をかたむけるがいい。死せる戦士の父なる神よ、ここに、御心に従い、記憶のはての古き世のさまを、語り説きたてまつる。  遠い世の巨人の... 続きを読む

リレー小説『ラスト・フォーティーン』 第二九節「ラスト・デタミネーション」/皆瀬仁太

 二〇〇三年一月。  年が改まり、三週間ほどが過ぎていた。  年末年始の感慨、などを感じている余裕もなく、『J3K』への調査を進めてきたが……。 「達矢は転移、のぞみは敵の手の内。どうすんだよ!」  ... 続きを読む

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